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生ビール

☆彡 泡グラス
カウンターコック  「アワグラス」だけに、ビールにも泡にもこだわります。銘柄は麦芽100%の北海道限定サッポロクラシック樽生なのだ。

 ウチのコックはちょっと違います。フツー、居酒屋さんなどで見かけるのはハンドルが縦型で、手前に引いてビールを注ぎ、押して泡を出します。もちろんそれでも美味しいビールは注げるのですが、ウチは更に上の味を目指します。ウチのコックは見ての通り横型なのだ。勢いよく出てくるビールと泡の加減をハンドルを回す操作だけで調節するので、上手に注ぐにはコツが必要。でも、コレで注いだビールは、口当たりがマイルドになるので何杯でもいけちゃいます!泡も全然違うのだ〜 ビアホールなどで「注ぎ名人」と呼ばれるプロ中のプロは、このコックを自在に操り、おいしいビールを提供しているのです。
 このタイプのコックは最近では一般的でないので、入手するにも一苦労でした。自分でカウンターテーブルにドリルで穴を開けて取り付け、ディスペンスシステムの構築も、中古のサーバーを改造するなどして自作しました。品質を確保するため、樽ごと冷やす「格樽式」を採用し、ビールの温度を安定させております。もちろん当たり前のことですが、グラスも専用のスポンジで洗浄して自然乾燥。サーバーやコック、ホース類も業務終了後に必ず洗浄しております。

 手間の掛かったこの一杯。試しに一度、飲んでみておくれ〜♪
泡グラス♪

☆彡 自宅でビールを注いでみよう♪
 せっかくなので、ヱビスビール最優秀学士号を取得したトムさんが、“自宅で出来る、ビールを美味しく飲む注ぎ方”を教えちゃいましょう♪ 「ビールは一杯目は好きなんだけど・・・」とか、「あのピリピリ感がどうしても・・・」と思っていた方は、ぜひ一度試してみてください。ちなみに手元にヱビスの黒があったので、コレでやってみました。

1. 注ぐ前の準備として、まず、洗剤を付けたスポンジでグラスを綺麗に洗います。スポンジは皿などを洗うモノ(油や汚れが付着している)とは共用せず、グラス専用がよろすぃ。洗浄後は水でよ〜くすすぎ、逆さにして水切りし、そのまま自然乾燥します。決して布巾で拭いてはいけません。糸クズや油が付着するからです。おっと、ビールを冷蔵庫で冷やしておくことも忘れてはいけませんね( ̄ー ̄;
2. 洗浄したグラスを冷蔵庫に入れて冷やしましょう。凍らせてはダメ〜 よく、凍ったジョッキだと旨い!と思われがちですが、ジョッキが凍っていると泡立ちが悪くなったり、注いだ瞬間にビールがシャーベット状になって浮いてきたり、また、ビールの温度が必要以上に下がるので、本来の旨味が伝わりません。試しに一度ビールを凍らせて、解凍して飲んでみれば、味が落ちるということがよく判ると思います。ナンかジョッキが凍っていると、いかにも冷えていてウマそ〜なイメージがありますが、ビールは冷やしすぎはダメなのです。もちろん、生ぬるいのもダメです。ちなみにビールの適正温度は5〜8°くらいと言われています。
3. 冷えたグラスと冷えたビールが準備できたら、いよいよ注ぎます。

少し勢いよく・・・ → 次第に優しく・・・ → できあがり。
4. グラスを立てて置き、始めは静かに、徐々に泡を立てるように勢いよく注ぎ、段々勢いを弱めながらグラスいっぱいまで注いだら、一旦注ぐのを止めます。 5. しばらくして泡が落ち着いたら、今度はゆっくりと注ぎながら、泡を持ち上げていきます。 6. 最終的に、ビールと泡の割合が、7対3くらいになるのが理想と言われています。

7. さ、上手に注げましたでしょうか? それでは飲んでみましょう。飲み方は、上唇で泡を押さえ、泡の下のビールを飲むような気持ちで飲んでみましょう。どうです? スッと入ってくるでしょう?(^_^)

 グラスを綺麗に洗浄することで、きめ細かな泡を作ることが出来ます。もしもグラスに油とか不純物が付着していると、泡がそこに引っ掛かるので、綺麗な泡が作れません。グラスが汚れていると、グラスの内側に泡がブツブツと付着して泡だらけになります。グラスが綺麗か綺麗じゃないかは、注いでみれば一目見て判っちゃうので気を付けましょう( ̄ー ̄;

 泡はビールの酸化を防ぐフタの役目をします。泡がきめ細かいということは、泡持ちも良くなるということ。つまり、それだけ酸化が抑えられるということなのです。更に、泡が細かいと飲む時の口当たりも良くなるので、ビールが口にスッと入ってきます。このように軽く泡を立てるようにして注ぐと、炭酸も程良く抜けるため、のど越しのスッキリとした、ぐいぐい飲めるビールになります。

 よく、「缶より瓶の方が旨い」って言う人がいますよね。そうなんです。ナンでかって言うと、つまり、缶ビールはシュポッて開けてそのまま飲む事が多いけど、瓶ビールは通常グラスに注ぐから、そう感じるのだと思います。注ぐことで軽〜く炭酸が抜けるので、ピリピリ感の少ない飲みやすいビールになるからなんですね。

 で、簡単に言ってしまいますとですね。ウチのコックでの注ぎ方は、実はこのグラスに注ぐのと原理的には同じナンですわ_(‥ )フーン

 以前、道東でお店をやっていた時、ウチのエリア担当のビールメーカーの方に美味しいビールのお店を尋ね、教えていただいて行ったお店で飲んだビールがビックリするくらい美味しかったのです。で、そのビールの銘柄を調べたら、ナンとウチの店で扱っているモノと同じだったのです。同じビールなのに、どうしてこんなに違うのかと衝撃を受けたのですが(いや、もちろんフツーのやり方でも充分美味しいのですが、更に美味しく感じたワケで・・・)、実はそこの店主がビールにこだわっていて、ハンドル式のコックを使用していたのでした。以来すっかりはまってしまい、いつか自分の店なり宿なり始める時は、絶対このコックで!と企んでいたのでした。実際、手に入れて使ってみると、やはり、ヒジョ〜に扱いづらいですね(笑) 誰にでも簡単に注げるワケではないし、どうしてもロスが出るので、時代とともに消えていく運命なのかな。注ぐのにはコツが要るのですが、そのコツも、簡単には掴めそうにありません。本当の意味で旨いビールが注げるようになるには、まだまだ精進しなくては・・・

 生涯、勉強ですね(⌒〜⌒)

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